「英単語がなかなか覚えられない…泣」という方も多いのではないでしょうか?
筆者の私も当時その一人でした。
しかし、正しい暗記法を実践したことで、英単語帳1冊に載っているすべての単語を暗記することができました。
そこで、今回は誰でも英単語帳1冊すべて暗記できる、大学受験で役立つ「英単語の効果的な勉強法」について紹介します。
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入試英語の対策法・勉強法は?
大学入学共通テストや志望大学の英語の試験を突破するためには、まず基本的な英語に関する知識をつける必要があります。
英語の勉強法は「英単語・文法」「英文解釈」「長文読解」という分け方ができます。
下から順に英語の基礎を積み上げていき最終的には、どんな入試問題にも対応できるような英語力を身につけていきましょう!
今回は「英単語」の勉強法について解説していきます!
効果的な英単語の勉強方法
長文を読むためには、英単語を覚える必要があります。
暗記系が苦手という方も、以下の方法で覚えることで自然と英単語を身に着けることができます。
私もこれで1冊の単語帳を完璧にしました!
1週間で同じ英単語「100単語」毎日見る!
英単語の暗記で最も効果的な方法は、「1週間で同じ英単語100単語毎日見る」方法です。
決してすべての単語を1回目、1日目で覚えようとする必要はないです。
何回も同じ内容のアニメを見るとストーリーを覚えてしまうのと同じで、何回も同じ単語を見ることで自然と単語の意味を覚えることができます。
英単語帳に置き換えると、「1章分を今週は見る、覚える!」という風に設定し、毎日の登校や下校の時間に見るようにしましょう!
筆者はこれで1冊の単語帳に載っているすべての単語を覚えることができました!
エビングハウスの忘却曲線を生かして覚える
こちらの「エビングハウスの忘却曲線」見たり、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスが、時間経過にともなう記憶の変化を研究し、人の「忘却」のメカニズムの解明の実験を行った有名な研究です。具体的な研究内容としては、意味を持たない3つのアルファベットの羅列を大量に被験者に覚えさせて、その記憶がどれくらいのスピードで忘れられていくかを調べました。
こちらの実験を見ると、例えば英単語を覚えよう!と思って英単語帳を開き、暗記をしても20分後には42%、1時間後には56%は忘れてしまうと、つまり「1日経つと半分以上忘れてしまう」いうのです。
そのため、定期的に暗記したことを復習する必要があります。
適切なタイミングで復習すれば記憶の忘却のスピードは緩やかになり、すぐに忘れてしまう「短期記憶」から、時間が経っても忘れない「長期記憶」に移行するのです。
上記で書いた「1週間で同じ英単語100単語毎日見る」方法を実践し、かつ「それを定期的に繰り返し行う」これが最も効果のある暗記法であるといえます。
音読して「音」を覚える
また、英単語は見て覚えるだけでなく、音読して「音」で覚えるようにしましょう!
なぜなら、五感をフル活用することで記憶の定着はしやすくなるという研究結果があり、視覚だけでなく聴覚を使うことで単語を覚えやすくなるからです。
情報の8割は視覚から入ってくるものですが、視覚で得られる情報は膨大なため脳への負担が大きくなります。ですから脳は負担を減らすために、あえて視覚からの情報ではない、聴覚を活用することで記憶の定着に効果があるのです。
加えて、大学入学共通テストではリスニングの比重が大きいのでリスニング対策にもつながります!
1冊の単語帳を完璧に!
英単語帳は大学受験に対応しているものであれば正直どの単語帳でも問題ないです。
迷っている方は以下の単語帳がおすすめなので、どちらかを今すぐ買って単語を覚えましょう!
ここで注意すべきなのが「単語帳を2冊目を買って浮気をしてしまうこと」です。
理由は、2冊とも並行で暗記していくと、途中で飽きてしまったときに、覚えるべき単語に抜け漏れが発生し、どちらの単語帳も中途半端になってしまうからです。
そのため、基本的には1冊を完璧にしていきましょう!
「1冊の単語帳がもう完璧になった!」という方はその単語帳よりもレベルの高い単語帳に挑戦するのは全然ありです!
知らない単語があった際は「推測」をする!
長文問題を解いていると知らない単語に出会うことがあります。
これは、基本的には他の受験生もわからないので基本的には読めなくても問題ないので、読み飛ばしてしまって問題ないです。
しかし、「この単語の意味は何でしょう?」という出題がされることもあります。
その際には以下の2つの推測方法を意識して問題を解いてみましょう!
- 文章の前後を確認して、推測してみる
My grandmother is slightly deaf. In other words she is hard of hearing.
Q:deafの意味は?
“she is hard of hearing”と同じような意味=「耳が遠い」 - 接頭辞を覚えて、推測をしてみる
pre(前に) + view(みる) = 試写・下見
以下の余裕のある方は以下の接頭辞を覚えておくといいでしょう!
【接頭語編】英語の接頭辞の意味まとめ
英単語で単語の頭につく接頭辞とそのあとに続く単語の組み合わせで意味やニュアンスを推測する事ができます。
単語の頭にくるので一番探しやすくわかりやすい部分です。
接頭語 | 意味 | 例 | 意味 |
pre- | 前に | preview | pre(前に) + view(みる) = 試写・下見 |
post- | 後に | postpone | post(後に) + pone(置く) = 延期する |
im- | 反対 | imperfect | im(反対) + perfect(完全) = 不完全な |
un- | 否定 | unable | un(否定) + able(可能性) = できない |
co- | 共に | coworker | co(共に) + worker(働く人) = 同僚 |
en- | その状態にする | enjoy | en(その状態にする) +joy(楽しむ) = 楽しい |
inter- | 相互間で | interchange | inter(相互間で) + change(変える) = 交換する |
re- | 戻す/再び | reborn | re(再び) + born(生まれる) = 再生する |
ex- | 外に | expose | ex(外に) + pose(置く) = さらす |
in- | 中に | include | in(中に) + clude(閉じる) = 含む |
de- | 離れて/下に | decrease | de(下に) + crease(増える) = 減る |
dis- | 離れて | disagree | dis(離れて) + agree(賛成する) = 反対する |
mis- | 誤って | misunderstand | mis(誤って) + understand(理解する) = 誤解する |
over- | 超えて | overlook | over(超えて) + look(見る) = 見逃す |
sub- | 下に | subway | sub(下に) + way(道) = 地下鉄 |
【語根編】英語の語幹の意味一覧
語幹(語根)は単語の前にも後にも来る事ができる部分です。
多くの場合は接頭辞のあとに語根が続きます。
語根 | 意味 | 例 | 意味 |
cept | 取る | accept | ac(〜の方向へ) + cept(取る) = 受け取る |
tain | 保つ | sustain | sus(下に) + tain(保つ) = 維持する |
pose | 置く | impose | im(中に) + pose(置く) = 課する |
scribe | 書く | describe | de(下に) + scribe(書く) = 描写する |
duct | 導く | conduct | con(共に) + duct(導く) = 行う |
ply | 折る | imply | im(中に) + ply(折る) = 暗示する |
fer | 運ぶ | confer | con(共に) + fer(運ぶ) = 話し合う |
mit | 送る | admit | ad(〜へ) + mit(送る) = 〜へ入ることを許可する |
spect | 見る | inspect | in(中に) + spect(見る) = 調査する |
tend | 伸ばす/引く | extend | ex(外に) + tend(伸ばす) = 拡大する |
tract | 引っ張る | attract | at(〜の方向へ) + tract(引っ張る) = 引きつける |
dict | 言う | predict | pre(前に) + dict(言う) = 予測する |
ject | 投げる | inject | in(中に) + jest(投げる) = 注射する |
port | 運ぶ | export | ex(外に) + port(運ぶ) = 輸出する |
form | 形づくる | reform | re(再び) + form(形づくる) = 改良する |
【語尾編】最後にわかる英単語の意味・品詞
接尾語は単語の一番後ろについている部分です。
接尾語によって意味を補足する役割と、単語の品詞を決定する役割があります。
接尾語 | 意味 | 例 | 意味 |
-able | 〜できる | movable | mov(動く) + able(〜できる) = 可動の |
-ful | 〜に満ちた | powerful | power(力) + fun(〜に満ちた) = 強力な |
-al | 〜に関する | annual | annu(年) + al(〜に関する) = 毎年の |
-ify | 〜化する | justify | just(正しさ) + ify(〜化する) = 正当化する |
-ate | 〜にする | create | cre(つくる) + ate(〜にする) = 創造する |
-logy | 学問 | biology | bio(命) + logy(学問) = 生物学 |
-er (-or) | 人/もの | partner | part(部分) + er(人) = 仲間 |
-ism | 主義/説 | egoism | ego(自分) + ism(主義) = 利己主義 |
-age | 状態/集合 | heritage | herit(受け継ぐ) + age(集合) = 遺産 |
-ance | 行動/状態 | acceptance | accept(受け入れる) + ance(行動) = 受諾 |
-ness | 〜であること | business | busi(勤める) + ness(〜であること) = 仕事 |
-ship | 〜である状態 | friendship | friend(友達) + ship(〜である状態) = 友情 |
-tion | もの/こと | caption | cap(つかみ取る) + tion(こと) = 見出し/字幕 |
-ment | 〜であること | agreement | agree(賛成する) + ment(〜であること) = 賛同 |
-ency | 状態 | tendency | tend(傾向がある) + ency(状態) = 傾向 |
志望大学に合わせた対策を計画的に!
テストの名称や形式が変わろうと、大学受験で求められる基礎学力は変わりません
そのため、従来と同じ知識をきちんと学習し、まずは基礎固めをすることが大切です。そのうえで、志望大学の出題形式に合わせた対策をすると、効率良く大学受験に対応できる英語力が養成できます。
私立大学であれば、以下の点について調べましょう。
・どのような入試方式があるのか
・民間の英語資格試験(英検など)を利用しているか
・配点はどのようになっているのか
・英語の比重は高いか、低いか
・総合型選抜や学校推薦型選抜などはあるか
国立大学を志望する場合は、大学入学共通テストのリスニングとリーディングの配点比率を確認しましょう。また、二次対策として過去問演習を行い、会話表現・要約・和訳や英作文などのライティングなど、どんな形式の問題が出てくるかを知ること、問題の傾向を掴むことも必須です。
大学や学部によっては、民間の英語資格試験に合格していないと出願できなかったり、英語資格試験の得点を入試の総合点にプラスしたりするところもあります。
こういった英語資格試験は、受けたいときにいつでも受けられるものではありません。 さまざまな受験方式がある場合も、なるべく早い段階でどの方式にするかを決定しなければ、計画的に学習できないでしょう。
そのため、志望校はできるだけ早めに決めることが大切です。
ただし、受験方法や合格までの学習計画について不安がある場合、今のままでは「伸びない」と感じている場合は、サポートが手厚い塾や予備校で一度相談してみるのもいいでしょう。
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