「英文法をどのように勉強したらいいかわからない」と思う方は多いのではないでしょうか?
2021年度にはセンター試験にかわって大学入学共通テストが始まることもあり、英語をどのように勉強すれば良いかわからずに悩んでいる人も多いでしょう。
特に英文法は英語を学ぶ上で基礎であり、長文を読むにも最重要な部分になります!
この記事では、大学入試を目指して英語を学ぶ場合の、「効果的な英文法の勉強法」について紹介します。
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現役合格への英語<受験準備編> (90分×4講)
・講師 小林 裕之
・講師からのメッセージ
この講座では、①動詞の語法、②分詞、③否定・倒置・強調・省略、④論理展開を表す語句、などを扱います。そして、長文の中でこれらの文法事項がどのように現れ、どのように出題されているかを見ていきます。受験に向けて本格的な準備を始めましょう。
・こんな人におすすめ!
3年生になる前に受験勉強のスタートを始めて他の受験生に差をつけたい人
・講座の内容
- 1. 動詞の語法
- 2. 分詞
- 3. 否定・倒置・強調・省略など
- 4. 論理展開を表す語句
なぜ英文法を学ぶ必要があるのか?
大学入学共通テストや志望大学の英語の試験を突破するためには、まず基本的な英語に関する知識をつける必要があります。
英語の勉強法は「英単語・文法」「英文解釈」「長文読解」という分け方ができます。
下から順に英語の基礎を積み上げていき最終的には、どんな入試問題にも対応できるような英語力を身につけていく必要があります。
特に、文法は英語におけるルールであるため、これを知らないと英文を正しく解釈したり、作成したり英語を話したりすることが難しくなります。どんなに背が高くても、バスケのルールが分からないとプレーがうまくできないのと同様に、英語もルールを知らないと、多くの単語を覚えても、文章が読めたり話せたりするのは難しいです。
逆に英文法を理解できたら、文章の構造を理解できるため、英文の解釈や長文読解、英会話などもできるようになります。
そのため、文法を勉強することは、大学受験で英語の問題を解く際にも、英語を話せるようになるためにも重要なのです。
今回はその「英文法」の勉強法について解説していきます!
効果的な英文法の勉強法
大学入学共通テストでは文法の問題が出ませんが、出ないからと言って文法の勉強をしないのは危険です。
理由は2つ。
1つ目は、長文問題で正答するには、正しい文法を身に着け、精読ができる必要があるからです。
2つ目は、志望する各大学では文法や語句の単体の問題が出題されるところも多いためです。
そのため、文法の知識は基礎から応用までしっかりと付けておく必要があります!
英文法のインプットとアウトプットの方法
基本的な英文法の勉強法としては、「インプットとアウトプットを繰り返すこと」です。以下の流れを繰り返し行っていくことで、英文法の体系的な知識をつけていくことができます!
最終的には、類似の問題が出たときに、「回答の根拠をもって、回答を導くことができる」という状態を目指しましょう!
そのため、答えを丸暗記しないように気を付けましょう!
- 勉強する分野を決め、インプットの参考書を読む
- その後アウトプットの参考書でその分野の問題を解く
- わからなかった部分や間違えた部分の解説を読み、理解できていなかった部分をメモする
- 翌日~3日後にもう一度アウトプットの参考書でその分野の問題を解く
- わからなかった部分や間違えた部分の解説を読み、理解できていなかった部分をメモする
- これを繰り返し穴をなくしていく!
インプット用の参考書
英文法のインプットは高校の授業や参考書などで知識をつけていきましょう!
参考書自体は高校で配られる以下のような基本的な参考書で問題ないです。
アウトプット用の参考書
英文法のアウトプットも高校の授業や参考書などで知識をつけていきましょう!
参考書によって大きく差はないため、高校で配られる以下のような基本的な参考書で問題ないです。
英文法の問題集に関しても、「参考書の浮気は厳禁」です!
1冊の文法に関する参考書が完璧になった場合は、志望校に合わせたレベルの新しい参考書にチャレンジしても問題ないです!
エビングハウスの忘却曲線を生かして復習をする
こちらの「エビングハウスの忘却曲線」見たり、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスが、時間経過にともなう記憶の変化を研究し、人の「忘却」のメカニズムの解明の実験を行った有名な研究です。具体的な研究内容としては、意味を持たない3つのアルファベットの羅列を大量に被験者に覚えさせて、その記憶がどれくらいのスピードで忘れられていくかを調べました。
こちらの実験を見ると、例えば英文法を覚えよう!と思って文法書や問題集で勉強をしても、20分後には42%、1時間後には56%は忘れてしまうと、つまり「1日経つと半分以上忘れてしまう」いうのです。
そのため、定期的に学習したことを復習する必要があります。
適切なタイミングで復習すれば記憶の忘却のスピードは緩やかになり、すぐに忘れてしまう「短期記憶」から、時間が経っても忘れない「長期記憶」に移行するのです。
上記で書いた「インプットとアウトプットの方法」を繰り返し実践し、かつ「それを定期的に繰り返し行う」これが最も効果のある英文法の定着方法であるといえます。
志望大学に合わせた対策を計画的に!
テストの名称や形式が変わろうと、大学受験で求められる基礎学力は変わりません。
そのため、従来と同じ知識をきちんと学習し、まずは基礎固めをすることが大切です。そのうえで、志望大学の出題形式に合わせた対策をすると、効率良く大学受験に対応できる英語力が養成できます。
私立大学であれば、以下の点について調べましょう。
・どのような入試方式があるのか
・民間の英語資格試験(英検など)を利用しているか
・配点はどのようになっているのか
・英語の比重は高いか、低いか
・総合型選抜や学校推薦型選抜などはあるか
国立大学を志望する場合は、大学入学共通テストのリスニングとリーディングの配点比率を確認しましょう。また、二次対策として過去問演習を行い、会話表現・要約・和訳や英作文などのライティングなど、どんな形式の問題が出てくるかを知ること、問題の傾向を掴むことも必須です。
大学や学部によっては、民間の英語資格試験に合格していないと出願できなかったり、英語資格試験の得点を入試の総合点にプラスしたりするところもあります。
こういった英語資格試験は、受けたいときにいつでも受けられるものではありません。 さまざまな受験方式がある場合も、なるべく早い段階でどの方式にするかを決定しなければ、計画的に学習できないでしょう。
そのため、志望校はできるだけ早めに決めることが大切です。
ただし、受験方法や合格までの学習計画について不安がある場合、今のままでは「伸びない」と感じている場合は、サポートが手厚い塾や予備校で一度相談してみるのもいいでしょう。
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