私立大学の入試の特徴・戦略的な対策って?大学入試改革によって変わることとは

私立大学を受験しようと考えてはいるものの、受験科目や受験方法が各大学によって異なり、複雑な入試形式に戸惑っている高校生は多いのではないでしょうか。国公立と併願で私立大学を受ける場合も、私立大学の対策を別途準備しなくてはならず、混乱をまねきがちです。

本記事では、国公立とは異なる私立大学の特徴、および戦略的な対策に触れるとともに、2021年度の大学入試改革がもたらす私立大学入試への影響などについても解説していきます。

私立大学入試の特徴とは

私立大学入試の主な特徴を挙げるとすれば2点あります。

ひとつ目は、複数の日程から入試日を選べること、ふたつ目は共通テストを利用するかどうかを選択できることです。

この特徴があるおかげで、併願する大学と入試日程をずらしたり、対策すべき科目数を絞ったりできます。

ただし、2021年度の大学入試には注意が必要です。一部の私立大学において、一般選抜で共通テストを必ず受けなくてはならない大学も出ています。

志望校の入試形式は事前に詳しく調べておくようにしましょう。

私立大学の入試科目数や配点って?国公立と異なる点とは

国公立大学を受験するのであれば共通テストは避けては通れず、受験科目も5教科7科目など、私大の共通テスト利用入試と比べて多いことがほとんどです。

私立大学の入試は3教科入試がメインとなっており、科目数に関しての負担は国公立大学と比べると少ないといえるでしょう。科目によっての配点比重も大学によって異なります。

志望大学の入試制度を把握し、効率的な受験勉強のスケジュールをたてることが大切です。

多様で柔軟な入試制度!志望校の入試制度はよく理解しておこう

私立大学の一般選抜方式はバラエティ豊かです。いろいろな形式があるので、それぞれを確実に理解しておくようにしてください。

私立大学の入試制度でよくあるものといえば、「複線入試」です。同じ大学、学部でも複数の入試方式で受験ができる仕組みで、このおかげで学部間などでの併願が可能となっています。

国公立大学の受験者にとって特にメリットのある入試制度としては「共通テスト利用方式」があります。共通テストの点数があれば出願できるため、私立大学の併願に向いた制度といえるでしょう。

私立大学の個別試験を受けることなく、共通テストのみで合格を獲得できるチャンスがあるのは国公立大学の受験者にとって大きな魅力です。

ただし、「共通テスト利用方式」でも共通テストと個別試験の両方を課す場合もあるので、志望大学の入試方式をしっかり調べておくことが重要です。

また、共通テストは近場の会場で受けられるため、希望の私立大学が遠い場合は宿泊費などの各種費用の節約にも繋がります。

全学部が共通の日程、問題で入試を行う「全学部統一入試」もよくある入試制度です。一度の受験で複数の学部・学科の合否判定を行うため、併願がしやすい制度となっています。

その他にも「試験日自由選択制」「地方入試」を採用している大学も多くなっています。

受験科目が複数パターン用意されているところや、特定科目の点数配分を大きくできる「得意科目重視型」などもあるので、チェックしておくと良いでしょう。 このように、各大学は併願のしやすさを売りにしたり、地方受験の負担を減らしたり、さまざまな受験形式を用意しています。志望校や志望する学部に合格しやすい入試制度を見つけ出し、積極的に活用するようにしてください。

私立大学の一般的な入試スケジュールは?

私立大学の入試日程は大学によって異なりますが、この段落では概ねのスケジュールについて解説していきます。

一般選抜の願書の配布は秋から冬にかけてになります。12月中旬から1月下旬が前期の出願期間です。

入試は2月初旬から下旬のタイミングで行われます。

合格の発表は1週間以内にされる場合が多いですが、2021年度入試は新型コロナウイルス対策等の影響で合格発表日を後ろ倒しにする大学もあります。各大学の入学者選抜要項を必ず確認してください。

後期は1月の後半から2月下旬ごろまでが出願期間となります。

入試は2月後半から3月前半あたりに実施され、合格発表は3月の中盤です。

共通テストを利用した入試の出願に関しても、一般選抜と似たような時期になる傾向です。

12月下旬から1月中旬までの時期に各大学へ出願をすませ、1月の中頃から受験開始が主な流れとなるでしょう。2月になると、各大学の合格発表が順次行われます。

ただし、このスケジュールは前述したとおり大まかなものですので、参考程度の情報としてください。 各大学ごとに入試スケジュールは設定されるため、志望校の入試要項には必ず目を通しておく必要があります。

大学入試改革により入試方法が変わる可能性も

2021年度の大学入試改革ではセンター試験の廃止をはじめとし、さまざまな変更があります。私立専願者であっても無関係とはいえないので気をつけてください。

これをきっかけに入試方法の変更を行う私立大学も出てきている状況です。

入試形態としては「総合型選抜」、「学校推薦型選抜」、「一般選抜」がありますが、各々の人数割合や選抜内容に見直しがされています。共通テストの得点を一般選抜で必須とした青山学院大学(一部の学部を除く)はその一例です。

2021年に文部科学省の「大学入学者選抜要項」は見直しがされます。

知識だけを問うのではなく、受験生の思考力や判断力、主体性なども合否基準として加えられるようになるのです。

「調査書」「志願者本人が記載する書類」「面接」「集団討論」「プレゼンテーション」など、今まではあまり馴染みがなかった選考方法がこれからは採用されていきます。

私立大学も、この方針に従って入試方法を変えていく可能性は大いにあるといえるでしょう。

入試改革の大きな変更のひとつ「英語4技能評価」とは

英語の4技能である「読む・聞く・書く・話す」は元々、学習指導要領では必須でした。

入試改革が実施される過程で、この英語4技能も大学入試にとりいれるべきという声が上がり、入試改革を契機に反映される流れとなっています。

例えば、英語の民間試験の成績を活用したり、大学入学共通テストにおけるリーディングとリスニングの配点を五分五分にしたりといったことが予定されています。

今後は知識、技能だけでなく、思考力、判断力、表現力を要する問題も出題される可能性が高いです。

これまでのように英文法の穴埋めや並び替え問題だけに力をいれても、英語で成果を出すのは難しくなります。読む、聞くなどのスキルも重視し、英語を多角的に習得する意識を持つようにしましょう。

ただし、2021年の入試改革で4技能試験を利用する大学は一部です。自分の受験する大学が該当するかどうかは必ず確認しておいてください。

私立入試対策は「教科の勉強」だけではない

前述したとおり、入試改革をきっかけに学生の思考力、判断力、表現力が問われる入試が増加しそうな流れとなっています。

これらを確認するための方法として小論文や総合問題が採用される可能性があるでしょう。

小論文は課題に対して論述をさせるものが主流ですが、資料を分析したうえで解答させる形式でも出題されます。なかには課題文がすべて英語で出題される場合もあるでしょう。

総合問題は複数の教科を混ぜたようなものや、常識問題と似たような適性試験などのタイプがあります。

大学によって出題の傾向は違うので、過去問を参考にした対策は必須といえるでしょう。

小論文も総合問題も一朝一夕でなんとかなるものではなく、対策を練って勉強しなくては高得点は期待できません。

行きたいと思える大学が見つかったら、この手の入試制度を導入しているどうかをすぐにチェックしてください。導入しているのであれば、早期に対策をとるべきです。

私立入試対策や大学入試改革に不安を感じるなら

独自の入試制度を持つ私立大学の入試は、最新情報をキャッチアップして受験戦略に反映させることが重要です。

そのうえで各大学・学部の入試に特化した対策をしていくことが必須ですが、独学で臨むことに不安を覚える高校生も多いのではないでしょうか。

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